3つあるうちの2つめ

建物が建つまでには、だいたい3つの場面に分かれます。
1 設計するとき
2 予算の調整をするとき
3 工事するとき
1つめと3つめは、モノができていく過程なのでとても楽しいのですが、
2つめのお金の調整をしている時が、まあまあ切ないです。

前もって建主さんから予算は聞いているので、その額に収まるように
お金は意識して設計はするのですが、建主さんとやり取りしているうちに
「こんなのいいんじゃね?」
「コレもよくね?」
みたいにどんどん夢が膨らんで楽しくなっていきます。
そうして設計を終えていざ見積を取った後には、だいたい予算をオーバーしてしまいます。
あの楽しかった時間から一転、、、、
・アレをなくす…
・アレをコレに替える… など、
建主さんにもいろいろ変更の案を了解してもらい、
施工会社さんにも何度も何度も変更の見積を出してもらい、、、、
そうしてやっとの思いで着工して完成した建物は、
やっぱりとてもかわいいのです。
でもやっぱり予算調整しなくていい設計ができたらどんなに。。。。
追記
4打数1安打ぐらいの割合で、予算調整が要らないときもあります!
(打率2割5分。イチローが19才の時とほぼ同じです)